歌姫はギタリストに恋をする゚*。
楽屋のテレビの前で、時計をちらちらと気にしながら、落ち着かない様子のマッスー。
あれから雑誌の取材だの、ネイルだのがあり、
時間なんてあっという間に過ぎた。
あと5分。
あと5分で、生放送が始まる…
あと少し…
あと少しで慶が復活するんだ…
「番組が始まっても、sAra.ちゃんの出番は一番最後だから…2時間は時間が空くね。衣装とかあるから、1時間前にはバタバタし始めるけど…」
マッスーが、番組のスケジュールが書かれた用紙を、何度も確認する。
「その間になにか食べる?」
「食べ物はいいや。カフェオレ的なものあったら飲みたいな」
「OK。用意するよ」
楽屋を出ていくマッスー。
ひとりになってしまい、暇なので何気なく携帯を開いた。
その瞬間…
目の前のテレビから、歌番組の生放送の中継が流れた。
都内の大きなスタジアム。
観客は数えきれないほど入っている。
有名なベテラン司会と、好感度のあるアナウンサーが進行を勤める。
出演アーティストは、全30組。
アイドル、バンド…みんな売れっ子たちばかりだ・・
みんなが客席で待っている。
テレビの前で待ってる。
みんな…慶を待ってる…
この私も。
「ヘアー終わりました!最終チェックお願いします!」
あれから雑誌の取材だの、ネイルだのがあり、
時間なんてあっという間に過ぎた。
あと5分。
あと5分で、生放送が始まる…
あと少し…
あと少しで慶が復活するんだ…
「番組が始まっても、sAra.ちゃんの出番は一番最後だから…2時間は時間が空くね。衣装とかあるから、1時間前にはバタバタし始めるけど…」
マッスーが、番組のスケジュールが書かれた用紙を、何度も確認する。
「その間になにか食べる?」
「食べ物はいいや。カフェオレ的なものあったら飲みたいな」
「OK。用意するよ」
楽屋を出ていくマッスー。
ひとりになってしまい、暇なので何気なく携帯を開いた。
その瞬間…
目の前のテレビから、歌番組の生放送の中継が流れた。
都内の大きなスタジアム。
観客は数えきれないほど入っている。
有名なベテラン司会と、好感度のあるアナウンサーが進行を勤める。
出演アーティストは、全30組。
アイドル、バンド…みんな売れっ子たちばかりだ・・
みんなが客席で待っている。
テレビの前で待ってる。
みんな…慶を待ってる…
この私も。
「ヘアー終わりました!最終チェックお願いします!」