歌姫はギタリストに恋をする゚*。
慶はギターを抱えて、優しく微笑んでいる。

観客の声援が、耳にまとわりつく。





スッ






私に手を差し出す慶。

そして…




「sAra. おいで」

「………!」


そう言って慶は、また優しく微笑んだ。

私は迷うことなく、慶の手を握った。


慶は、私の手を引いてステージに連れていく。









「sAra. !」


「sAra. ちゃん!」


「姫っ!」



ステージには、私のバンドメンバーやダンサーが私を迎えてくれた。





「sAra. 待たせた」

「・・・!」
< 126 / 319 >

この作品をシェア

pagetop