歌姫はギタリストに恋をする゚*。
「引っ越しは、家が見つかり次第やるつもり。とりあえず主人に任せて、私は慶のそばにいようかと思ってるの…」

「親戚や友達に頼んで…なんとかやれそうだしね。沙知絵にはしばらくホテル住まいか、慶の病院に泊まってもらうよ」


「ハハ」と、小さく笑う2人…





「私も…できる限りのことはしますので・・なんでも言ってください…」


私が頭を下げると、2人は「ありがとう」と声を合わせて言った。







「…うまそうな匂いがするな」


!!!


すると、ベットの方から聞こえてくる低い声…

私たち3人は、同時にベットを見る。




「慶」

「起きたの?」


慶が目を開け、ジロッとこっちを見ていた。

私たちは慶に駆け寄る。





「今ちょうどね、3人でお昼食べてたのよ…」


慶が目を覚ましたことが嬉しいのか、沙知絵さんはテンションが上がっている。





「…俺に見せつけて楽しいか?」


…(汗)!


慶は沙知絵さんを睨んだ。




そうだ!

慶はまだご飯食べられないんだ!
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