歌姫はギタリストに恋をする゚*。
このままどうなっていくんだろう…

今も、慶は私がここにいることわかってるのかな?


一回も目合わせなかったけど……


まぁ、体がまだ自由に動かせないから仕方ないか。

でもなんだろう…

この不安な気持ち・・・













「では・・私は帰ります…」


数時間後

迎えにきた私のスタッフを廊下で待たせ、私は沙知絵さんたちに挨拶をする。


慶はというと…




「慶ったら…また寝ちゃったわね・・」

「…はい」


私が帰る数分前に寝てしまった慶…

仕方がないことだけど、ちょっと寂しい。


私は寝ている慶の顔を、そっと覗き込む。





慶…

まだダルそうだな…


でもそんな慶もかっこい…




「明日の検査結果が出たら…連絡ください。電話に出れなくても必ずかけ直しますから」

「わかりました。sAra.さんには迷惑ばかりかけてしまって、本当に申し訳ありません…」

「そんな…とんでもない」

「これから私が慶の看病をしますから、お仕事に専念してください…」

「はい……ありがとうございます」
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