歌姫はギタリストに恋をする゚*。
「よく考えたら…俺、あんまり顔知らなかった…」
ズル…
け、慶…
「てっきりステージにいると思ってたから…こんな廊下ですれ違うとは思わねえだろ。やけにハデなスタッフだとは思ったけど…」
「……っ」
やばい、笑いそう…
ダメ、笑っちゃダメ!
「ま、まあとにかく…今日はよろしくお願いします。」
JINくんが慶にそう言って、軽く頭を下げた。
うっすらと…JINくんの顔がひきつっている。