歌姫はギタリストに恋をする゚*。
病室のドアをノックする音…



「はい…」


ガラガラ…


ドアに向かって返事をすると、勢いよくドアが開いた。







「慶っっ」

「五十嵐くんっ」


!!

勢いよく病室に入ってきたのは、私の専属の女性ダンサーの紅(べに)と、慶と同じ‥私の専属のバンドのドラムを担当している健二(けんじ)。


紅は私と同い年で、特に仲が良く、お互いプライベートのことをよく話していた。

健二は慶の幼なじみで、地元も同じで、一緒に東京に上京した仲らしい…


ちなみに…紅と健二は付き合っています。


慶が目を覚ました直後…私は慶の家族と友人や知人に、病院に頼んで連絡をいれてもらった。



その中で最初に病院に駆けつけたのが、この2人。






「よぉ…」


「はぁはぁ…」

「……くっ」


2人に挨拶する慶。

それを見て、健二は肩を震わせて今にも泣きそうな表情。

紅はすでに泣いていて、涙を手で拭っていた。


そんな2人を見て…私も泣きそうになる・・





やっと4人そろったね…


長かったような…

短かったような…


とにかく良かったよ…
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