歌姫はギタリストに恋をする゚*。
翌日


今日は、ツアーの打ち合わせ。

まるで会議のように部屋には数多くのスタッフが集まり、部屋には私を中心に人がぎゅうぎゅうにつまっていた。





「――‥えーてなわけで。今回のツアーのテーマを決めたいと思うんですが‥」

「sAra.ちゃんなんかある?」




スタッフが私に問いかける。





「……うーん‥“花”かな?」

「“花”!?」


スタッフ全員が、私に注目する。



「曲とか季節感出しながら、花をくわえたいんだよね。衣装とかアクセも…」

「うん、いいね」

「カウントダウンのライブをベースにして、プラス花を綺麗に見せたいの。」

「よし。それで行こう!じゃあ…‥」





――
――――



ブォーン…


打ち合わせ終了後。

また車に乗って、雑誌の撮影に向かう。


私はぼけっとしながら、窓の外を眺める・・・





もう春も終わりか。

桜も散ったし…


もうすぐ夏か…

ツアーも始まるし…また忙しくなるな。
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