小さなラブレター。
いつもの無口で無愛想な表情と違って、少し赤い顔で、太陽みたいに笑った浜中くんの表情に、心臓がトクッと音をたてて跳ねた。
こんな顔もするんだ……
「そんなに、う、嬉しいの?」
「嬉しいよ…ずっと好きだった子と両想いとか…すっげー嬉しい…」
「あ、えと…へ、返事ちゃんとしなきゃって、ずっと思ってたんだけど…は、恥ずかしくて…」
そう言うと、浜中くんは不思議そうな顔をした。
「…何の返事?」
浜中くんの口から、驚く言葉が出た。