小さなラブレター。
「あの手紙、月島……?」
ゆっくりと、でも焦らせないように、月島に問いかける。
「…………………ん…。」
真っ赤になって俯いたままだけど、一生懸命に答えてくれた。
「…月島、顔あげてくれない?」
首を横に振る。
「は…恥ずかしいから…」
「じゃあ…」
くいっ…
「っ!!な、ははは蓮見くん!?」
「何?月島が顔あげてくれないからさ…」
俺は月島の顔を両手で包み、俺の方に向かせた。