好きになっても、いいですか?
*
「嬉しいわぁ~。こうして、また一緒にご飯を食べれるなんて!」
そう笑顔を溢すのは、庶務課の泰恵。
相変わらず母のように優しい雰囲気で、麻子を迎え入れてくれる。
「すみません、突然。この間はバタバタしていたからゆっくり報告しなくちゃと思ってて。それに泰恵さんに会いたくなって……」
「いいのよいいのよ!よかったわね、大事に至らなくて」
「はい。ご心配お掛けしました」
昼休みを利用して、麻子は泰恵に会いに行っていた。
庶務課に入るのは日数で言えば半月ほどしか経っていないのに、ずっと来ていなかったように感じて懐かしい。
「ロッカーのカギを預けられた時はどうなるかと思ったけど」
そう。ほんの半月前、麻子は一度辞めようと試みて、泰恵に鍵を預けて会社を去った。
「本当、何から何まですみません……」
「嬉しいわぁ~。こうして、また一緒にご飯を食べれるなんて!」
そう笑顔を溢すのは、庶務課の泰恵。
相変わらず母のように優しい雰囲気で、麻子を迎え入れてくれる。
「すみません、突然。この間はバタバタしていたからゆっくり報告しなくちゃと思ってて。それに泰恵さんに会いたくなって……」
「いいのよいいのよ!よかったわね、大事に至らなくて」
「はい。ご心配お掛けしました」
昼休みを利用して、麻子は泰恵に会いに行っていた。
庶務課に入るのは日数で言えば半月ほどしか経っていないのに、ずっと来ていなかったように感じて懐かしい。
「ロッカーのカギを預けられた時はどうなるかと思ったけど」
そう。ほんの半月前、麻子は一度辞めようと試みて、泰恵に鍵を預けて会社を去った。
「本当、何から何まですみません……」