好きになっても、いいですか?
04
*
会社からすぐ近くの、オシャレなオープンテラスのカフェ。
今はランチタイムでそれなりに賑わってはいるが、高級そうな雰囲気から、麻子が知るような店の賑わい方とは違い、上品な店内だ。
「お好きな物を注文してよろしいわよ」
「いえ。自分の分は、自分で支払いますから」
そうして注文を終えた後、麗華と向き合った。
美人で頭もよくて――獲物を狩るような鋭い目。
麗華はグラスに口をつけて、それをテーブルに戻すとにっこりと笑った。
「昨日はごめんなさいね。まさか、本当にあんなになるなんて――」
(……その言い方は謝罪じゃないじゃない)
麻子は瞬きもせずに麗華を見ていた。
すると、そんな麻子の目が気に入らない麗華はさらに続ける。
会社からすぐ近くの、オシャレなオープンテラスのカフェ。
今はランチタイムでそれなりに賑わってはいるが、高級そうな雰囲気から、麻子が知るような店の賑わい方とは違い、上品な店内だ。
「お好きな物を注文してよろしいわよ」
「いえ。自分の分は、自分で支払いますから」
そうして注文を終えた後、麗華と向き合った。
美人で頭もよくて――獲物を狩るような鋭い目。
麗華はグラスに口をつけて、それをテーブルに戻すとにっこりと笑った。
「昨日はごめんなさいね。まさか、本当にあんなになるなんて――」
(……その言い方は謝罪じゃないじゃない)
麻子は瞬きもせずに麗華を見ていた。
すると、そんな麻子の目が気に入らない麗華はさらに続ける。