好きになっても、いいですか?
03
*
翌日。
「おはようございます」
「ああ、おはようございます」
麻子はなんら変わらない顔と声で、敦志と挨拶を交わした。
そして―――。
「……おはよう、ございます」
「……ああ」
純一と麻子の空気は、微妙に今までと違う。
それは誰にでも気付くことではないのだろうが、敦志にはわかること。
恐らく昨夜なにかあったのだ、とそう感づく敦志だが、気が付いたところでどうしていいかわからない。
翌日。
「おはようございます」
「ああ、おはようございます」
麻子はなんら変わらない顔と声で、敦志と挨拶を交わした。
そして―――。
「……おはよう、ございます」
「……ああ」
純一と麻子の空気は、微妙に今までと違う。
それは誰にでも気付くことではないのだろうが、敦志にはわかること。
恐らく昨夜なにかあったのだ、とそう感づく敦志だが、気が付いたところでどうしていいかわからない。