好きになっても、いいですか?
*
麻子はそっと目を開いた。
隣には、先程まで自分を抱きしめてくれていた人。
(……熟睡してる)
向かい合って寝ている麻子は、寝ている純一の顔をまじまじと見た。
男の人なのに長い睫毛、鼻筋は通っていて眉はきりっとしている。
健康的な色の肌が、良く見るとすごく綺麗で羨ましいくらいだ。
麻子は恐る恐る、純一の頬に手のひらを触れてみた。
(全部あったかい……)
触れても全くピクリともしない純一を見て、思わず笑みがこぼれた。
いつもはキレ者で、厳しくもあるトップ。
口を開けば失礼なことなんかを躊躇いなく吐きだす。
そんな彼の穏やかな一面を、今見てると思うと、なんだか不思議で自然と笑ってしまったのだ。
麻子はそっと目を開いた。
隣には、先程まで自分を抱きしめてくれていた人。
(……熟睡してる)
向かい合って寝ている麻子は、寝ている純一の顔をまじまじと見た。
男の人なのに長い睫毛、鼻筋は通っていて眉はきりっとしている。
健康的な色の肌が、良く見るとすごく綺麗で羨ましいくらいだ。
麻子は恐る恐る、純一の頬に手のひらを触れてみた。
(全部あったかい……)
触れても全くピクリともしない純一を見て、思わず笑みがこぼれた。
いつもはキレ者で、厳しくもあるトップ。
口を開けば失礼なことなんかを躊躇いなく吐きだす。
そんな彼の穏やかな一面を、今見てると思うと、なんだか不思議で自然と笑ってしまったのだ。