恋の味

「あ、あたしは・・・・はやってに・・・っく・・勉強を・・・教えたかったのぉ!!!」


「・・・・は?」


嗚咽で少し詰まりながらも、ぽつぽつと話し出す。


「勉強・・一緒にしたいけど・・・っく、あたしばかだからぁ・・っ・・・だから、柳君にっ教えてもらってたのっ!颯のばがぁ!!!」


俺の・・・ために・・・?


「じゃあ、柳のことは・・・。」


「・・?ただの、っく、仲のいい友達だよ?」


なんだよ・・・また俺の早とちりかよ。


俺は、髪をぐしゃぐしゃにかき回した。


「はやて・・?」


< 18 / 23 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop