恋の味
「あ、あたしは・・・・はやってに・・・っく・・勉強を・・・教えたかったのぉ!!!」
「・・・・は?」
嗚咽で少し詰まりながらも、ぽつぽつと話し出す。
「勉強・・一緒にしたいけど・・・っく、あたしばかだからぁ・・っ・・・だから、柳君にっ教えてもらってたのっ!颯のばがぁ!!!」
俺の・・・ために・・・?
「じゃあ、柳のことは・・・。」
「・・?ただの、っく、仲のいい友達だよ?」
なんだよ・・・また俺の早とちりかよ。
俺は、髪をぐしゃぐしゃにかき回した。
「はやて・・?」