恋の味
ゆっくりと、真白に歩み寄りまっすぐに見つめる。
・・・・・。
ダメだぁ!
やっぱ直視出来ねぇ!!!
泣いてる真白、可愛すぎんだろ!!
けど、そんなこと。
もう言ってらんねぇ。
「真白・・・。」
「はや、て・・・?」
真白の顎をつかみゆっくりと距離を縮めて行く。
真白の頬が赤くなる。
俺の鼓動が高くなる。
―――――ちゅっ
――――コロン
「・・・・。イチゴの・・・飴・・・。」
俺の口から真白の口の中へ、放り込まれたイチゴ味の飴玉に想いをのせて。