恋の味
胸騒ぎ

「なぁ、真白?」


「ん?なぁに、颯。」


いつもの帰り道、この前と同じように手を繋いで帰っていた。


「お前・・・。」


「?」


だ、ダメだ!!


聞けねぇ!


もしも、肯定の返事が返ってきたら俺は・・・。


「なんなの~?」


「いや、なんでもない。」


「なにそれっ、変な颯。」


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