あおぞら
本編
あたしの好きな人は
あたしの勤める幼稚園に
週1で来る体操の先生です。
名前は青山紘生先生、
今年26歳になりました。
今は10月。
もう少しでハロウィンです。
「お疲れ様です。」
「あ、お疲れ様です。」
体操教室が終わったホールを、そっと覗くと
掃除をしている青山先生を見つけた。
「もう終わったんですか?」
「わかってて来てるでしょ?」
モップがけをしていた手を止めて
にっこり笑顔を向けてくれた。
決して大きくはない垂れ目を
もっと下げたその笑顔が
あたしは大好き。
そんな笑顔を見てるだけで
こっちまで目尻が下がっちゃうよ。
「今日は何時に終わるの?」
「んーとね…」
入口から近付こうとした瞬間
「みちる先生ー」
呼ばれてしまった…
あたしの勤める幼稚園に
週1で来る体操の先生です。
名前は青山紘生先生、
今年26歳になりました。
今は10月。
もう少しでハロウィンです。
「お疲れ様です。」
「あ、お疲れ様です。」
体操教室が終わったホールを、そっと覗くと
掃除をしている青山先生を見つけた。
「もう終わったんですか?」
「わかってて来てるでしょ?」
モップがけをしていた手を止めて
にっこり笑顔を向けてくれた。
決して大きくはない垂れ目を
もっと下げたその笑顔が
あたしは大好き。
そんな笑顔を見てるだけで
こっちまで目尻が下がっちゃうよ。
「今日は何時に終わるの?」
「んーとね…」
入口から近付こうとした瞬間
「みちる先生ー」
呼ばれてしまった…