あおぞら
紘生side

「はーい!!」

大きく返事をすると
みちるは俺を振り返りもせず
小走りに入口から遠ざかって行った。

「ふぅ…」

腰に手を当てて
思わず溜め息をもらす。

後で連絡すればいっか…

そんなことを考えながら
掃除を再会させた。

思いっきり私情挟んじゃってるけど、
みちるのおかげで苦手だった幼稚園も
比較的気持ち楽に来られるようになった。

ここに来れば、仕事をしてるみちるが見られて
なんだか新鮮で楽しい。

毒舌で、雑で、派手で、
だけど、子どもに好かれてて、
笑顔いっぱいのみちるは
本当に可愛くて仕方ない。

2人っきりの時の
しおらしいみちるは
俺しか見られないし
それはそれで可愛いんだけどね。
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