ヒキコモリンコ

「今日は雨だからコンビニに行くのやめたの。」


そう言って直美さんはきつねうどんを注文した。
俺はそれに続いてわかめうどんを注文した。


「今日も一緒に食べようか!」


笑顔で誘ってくれる直美さんに、俺は頷き、席を探した。


こんな感じで一緒に食事を取る内に、直美さんのことを少しずつ知っていく。

直美さんは俺より二つ年上の24歳。

休日はたいていDVD鑑賞かショッピング。

大変だけど、看護士という仕事が好き。


知り合ったばかりの女の人とこんなに親しく話せるなんて、なんか嘘みたいだ。
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