ヒキコモリンコ
「おぃ、大丈夫か?」
俺は必死にじいちゃんの背中をさする。
止まらない。
ヤバイと思った俺は急いでナースコールを押す。
すぐに駆け付けてくれたのは直美さん。じいちゃんの名前を呼び、症状を見る。
じいちゃんは直美さんの呼びかけに答えられないようだ。
直美さんはドクターを呼び、俺は病室の隅っこで何も言わずにその光景を見ていた。
いつもの発作より酷い気がする。ハッとして俺は病室を飛び出し、家に連絡した。