【短編】キミの笑顔~MIRACLE STATER~


「やだなぁ……そんな悔しそうな顔しないでよ!」


クスクスと笑ってオレの肩をたたく。


「で?」


「初音の欲しいものでしょ?」


それを聞かないとオレも2千円もするチョコを買った意味がない。


やっと聞ける……そう思ったのも束の間。


虹羽はレジに呼ばれて行ってしまった。


……タイミングよすぎだろ。


仕方なくオレは虹羽のバイト終わりを待ってチョコと交換に初音の欲しい物を聞き出した。


何か、高いホワイトデーだな……。


でも本当に初音の欲しいものが手に入ったからまぁ、いいか……。





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