【短編】キミの笑顔~MIRACLE STATER~
キミの笑顔
ホワイトデー当日。
学校が終わってから初音とオレの部屋にいた。
初音がいるとこの部屋も明るくなる。
そして、オレの緊張感も増す。
あの日以来、オレはこの部屋で初音に手を出していない。
……イヤ、出せていない。
お袋たちが変な4ヶ条とオレだけ1つ付け足すから、何もできない。
別に律儀に守る必要はないんだけど、余計なことを考えるとそれが頭に浮かぶから質が悪い。
本当は初音に触れたくてうずうずしてんだけど……。