超能力者の憂鬱~a wizard and a living legand~
竜輝は昔、俺にいろいろなことを
教えてくれた人だからよく知ってる
俺は昔
能力がうまく使えず暴走ばかりして
いろんな人達を傷つけた
そして皆俺を怖がり遠ざかっていく。
だから俺はいつも一人だった。
〖僕なんか消えちゃえばいいんだよ。
生まれてくる必要なんてなかった
なんで僕には2つも力があるの?
なんでうまく力が使えないの?〗
っていつも俺は自分を責めて責めて
壊れそうになっていた
確か6歳か7歳ぐらいだったはず
まぁ、そんな時現れた竜輝のおかげで
俺は魔術師になろうと思ったわけで。
もちろんその時にいろいろと教わって
2つとも力がコントロールできるようになった
能力は雷と風。
最初は、嫌だった2つの能力も
今では俺の戦闘力につながっている。
そしてその一方、何か違う力に
支配されるような感覚に陥るようになった。
腕についてるこの青と黒の紋章は
その時につけられた。
「お前の力を制御するための印だ
何かがない限りその包帯ははずすな。
どうしてもその力が使いたくなったのなら
その包帯をはずして紋章に力を込めろ
そうすれば自動的に魔法が解除される。
まぁー触らないだろうけどねー♪
ビビりのお前じゃー無理無理!」
いつも俺をからかって
遊んでいる竜輝じゃなくて
この話をしているときは
すごく真剣に話してくれたことを
いまでもよくおぼえている。
その次の日
机の上に「クエスト行ってくる。アデュー★」
そう言い残して竜輝は消えた。
その日から竜輝の噂は一つも聞かなくなった
でも俺は信じてる
竜輝は死なない。