ラプソディ・イン・×××
自然に足が動いた。
オレの名を呼ぶフリアの声に
振り返る余裕はなかった。
この興奮を
とにかく誰かと分かち合いたい!
分かち合うなら、
話のわかる奴じゃなきゃ
意味ない。
探した。
探したのはもちろん、
「スミレ!」
オレと同じく
出演するためにフェスに来てた
ブルームーンのメンバーの
ところへ走った。
ブルームーンのメンバーも
ベテランのテナーに
聴き入っている。
オレの姿を見て、
ブルームーンのメンバーの目が
輝いた。
みんな、この興奮を
分かち合いたい!
そんな感じだ。
「このテナー、まじヤバくね?」
「ヤバい、ヤバい!」
「超イイ!」
口々に、ハイテンションだ。
「でしょ、でしょ?
ウォッカにもやっと
テナーの良さがわかったかぁ!」
スミレもキラキラした瞳で
跳ねながらはしゃいでいる。
「イイもんは、イイんだよな…」
理屈抜きで。
だけど、オレの性格上、
イイもんをイイってだけでは
終わらせられないんだよな。
オレの名を呼ぶフリアの声に
振り返る余裕はなかった。
この興奮を
とにかく誰かと分かち合いたい!
分かち合うなら、
話のわかる奴じゃなきゃ
意味ない。
探した。
探したのはもちろん、
「スミレ!」
オレと同じく
出演するためにフェスに来てた
ブルームーンのメンバーの
ところへ走った。
ブルームーンのメンバーも
ベテランのテナーに
聴き入っている。
オレの姿を見て、
ブルームーンのメンバーの目が
輝いた。
みんな、この興奮を
分かち合いたい!
そんな感じだ。
「このテナー、まじヤバくね?」
「ヤバい、ヤバい!」
「超イイ!」
口々に、ハイテンションだ。
「でしょ、でしょ?
ウォッカにもやっと
テナーの良さがわかったかぁ!」
スミレもキラキラした瞳で
跳ねながらはしゃいでいる。
「イイもんは、イイんだよな…」
理屈抜きで。
だけど、オレの性格上、
イイもんをイイってだけでは
終わらせられないんだよな。