ラプソディ・イン・×××
開店中のバーの裏口から
中に入る。
バックヤードにも
音がもれてくる。
ちょうどステージでは
演奏が行われているんだろう。
バーのマスターは、
棚から大きなケースを
取り出した。
真新しいサックスケースだ。
「テナーやってみたいって
噂聞いてね」
たぶんラムから
話がいったんだろうな。
それなら、
ちょうど貸せる
テナーサックスがあるからって、
バーのマスターから
呼び出されたってわけ。
「ちょっと古い楽器だけど、
オーバーホール(修理)
したばかりの、
良いのがあるんだよ」
「マジっすか。
それは助かります。
テナーやってみたいけど
楽器なくて困ってたんすよ。
…買うほどってわけじゃないし」
やっぱ持つべきものは
音楽仲間だな。
ケースを開けて、
中のサックスを
「マジで」
何度もまばたきして、凝視した。
中に入る。
バックヤードにも
音がもれてくる。
ちょうどステージでは
演奏が行われているんだろう。
バーのマスターは、
棚から大きなケースを
取り出した。
真新しいサックスケースだ。
「テナーやってみたいって
噂聞いてね」
たぶんラムから
話がいったんだろうな。
それなら、
ちょうど貸せる
テナーサックスがあるからって、
バーのマスターから
呼び出されたってわけ。
「ちょっと古い楽器だけど、
オーバーホール(修理)
したばかりの、
良いのがあるんだよ」
「マジっすか。
それは助かります。
テナーやってみたいけど
楽器なくて困ってたんすよ。
…買うほどってわけじゃないし」
やっぱ持つべきものは
音楽仲間だな。
ケースを開けて、
中のサックスを
「マジで」
何度もまばたきして、凝視した。