ラプソディ・イン・×××
カッコイイと思った。
それは、理屈じゃない。
ある日突然目覚めた、本能だ。
親父から受け継いだ
DNAかもしれない。
今、テナー吹いてるオレは
一体どんな風に
見えてるんだろう。
まさかこんな日が
来るなんてな。
今はまだ
不慣れで不格好だけど、
豪快に男っぽく吹きこなせたら、
迫力あってカッコイイんだろうな。
一つの野望が脳裏によぎった。
アルトとテナーをスイッチして、
違いを存分に表現できたら、
さぞカッコイイだろうな〜
と想像した。
表情が緩んだ。
一曲吹き終えて、
よっしゃ次
何吹こうって
スミレの方を見たときに、
カバンの上に置いてたケータイが
光ってんのに気づいた。
着信?
思わず期待して
ケータイを手に取った。
妙に心臓のあたりがざわつく。
「…」
だけど、
期待と違って
ため息をついた。
『ちょっと話(相談?)
あるんだけど時間作れない?』
フリアからのメールだった。
それは、理屈じゃない。
ある日突然目覚めた、本能だ。
親父から受け継いだ
DNAかもしれない。
今、テナー吹いてるオレは
一体どんな風に
見えてるんだろう。
まさかこんな日が
来るなんてな。
今はまだ
不慣れで不格好だけど、
豪快に男っぽく吹きこなせたら、
迫力あってカッコイイんだろうな。
一つの野望が脳裏によぎった。
アルトとテナーをスイッチして、
違いを存分に表現できたら、
さぞカッコイイだろうな〜
と想像した。
表情が緩んだ。
一曲吹き終えて、
よっしゃ次
何吹こうって
スミレの方を見たときに、
カバンの上に置いてたケータイが
光ってんのに気づいた。
着信?
思わず期待して
ケータイを手に取った。
妙に心臓のあたりがざわつく。
「…」
だけど、
期待と違って
ため息をついた。
『ちょっと話(相談?)
あるんだけど時間作れない?』
フリアからのメールだった。