ラプソディ・イン・×××
電話口の家政婦は
クスクスと笑って言った。
『私も聞いたことがあります。
何故バラを育ててるんですか?
って。
そしたら旦那様、
“女性にプレゼントする花
といえばバラだろ?”
っておっしゃってました。
キザですよね。
旦那様らしい』
「プレゼントしたいならさ、
わざわざ育てたりしなくても
買えばいいじゃん」
『ですよね。
でもそこのバラは、
どこにも売っていない
特別なバラなんです』
「…売ってない?」
『それは新種のバラなんですよ』
家政婦の話によると、
ここのバラは、
親父が、
知り合いのガーデンデザイナーの
ツテを頼って、
有名なバラの育成家たちとともに
10年近くもかけて
こだわり作り上げた
新種のバラなんだという。
まだ
新種登録には至ってないから
市場には出回ってない、
ここにしか存在しないバラ。
クスクスと笑って言った。
『私も聞いたことがあります。
何故バラを育ててるんですか?
って。
そしたら旦那様、
“女性にプレゼントする花
といえばバラだろ?”
っておっしゃってました。
キザですよね。
旦那様らしい』
「プレゼントしたいならさ、
わざわざ育てたりしなくても
買えばいいじゃん」
『ですよね。
でもそこのバラは、
どこにも売っていない
特別なバラなんです』
「…売ってない?」
『それは新種のバラなんですよ』
家政婦の話によると、
ここのバラは、
親父が、
知り合いのガーデンデザイナーの
ツテを頼って、
有名なバラの育成家たちとともに
10年近くもかけて
こだわり作り上げた
新種のバラなんだという。
まだ
新種登録には至ってないから
市場には出回ってない、
ここにしか存在しないバラ。