ラプソディ・イン・×××
テキーラと二人で、
暗くなった校内の自販機前で
ペットボトルをぶつけ合って
乾杯した。
水道の蛇口を勢いよくひねって、
顔を洗う。
「はーっ、スッキリしたぁ!!」
弾く水滴。
胸ん奥から、余計なもん、
抜けきった感じだ。
「気晴らしのつもりが、
ガッツリやっちまったな」
テキーラは、大きく背伸びした。
「ああ」
オレはスポーツドリンクを
浴びるように飲んで、
口元をぬぐった。
「スゲーよかった」
「観客マジ盛り上がってたし」
いまだ興奮が冷めやらない。
「ジャンルも楽器も何だっていい。
上手い奴とやると、
自分も今以上になれんだ。
ウォッカとなら
スゲーいいのができそうだ、
って、いつも思ってたけど、
想像以上だった」
普段は、
比較的クールなテキーラが、
ハイテンションでオレを褒めた。
暗くなった校内の自販機前で
ペットボトルをぶつけ合って
乾杯した。
水道の蛇口を勢いよくひねって、
顔を洗う。
「はーっ、スッキリしたぁ!!」
弾く水滴。
胸ん奥から、余計なもん、
抜けきった感じだ。
「気晴らしのつもりが、
ガッツリやっちまったな」
テキーラは、大きく背伸びした。
「ああ」
オレはスポーツドリンクを
浴びるように飲んで、
口元をぬぐった。
「スゲーよかった」
「観客マジ盛り上がってたし」
いまだ興奮が冷めやらない。
「ジャンルも楽器も何だっていい。
上手い奴とやると、
自分も今以上になれんだ。
ウォッカとなら
スゲーいいのができそうだ、
って、いつも思ってたけど、
想像以上だった」
普段は、
比較的クールなテキーラが、
ハイテンションでオレを褒めた。