ラプソディ・イン・×××
テキーラは、躊躇なしに答えた。


「ああ、楽しいぜ。

勉強…は、親には悪いけど

あんましてねぇけどな。

大学行ってる間じゃなきゃ

できないことって多々あるじゃん?

オレはイロイロやりたいんだ」



「へぇ〜、例えば?」



「まずは学祭だな。

こんなレベル高い

学祭のステージって

なかなかないぜ。

去年の学祭のステージ観て、

オレこの大学入ったんだ。

だからとにかく学祭成功させたい」



テキーラはキラキラした瞳で

タバコの煙りを空にはいた。



「オレも観に行くよ」



「何言ってんだよ、

出んだよ、ウォッカは。

もうすでに

学祭出演メンバーに

名前入ってるけど(笑)」


「マジ?」



「もう、ジャズ研のみんな

ウォッカはうちの大学入るって

思ってっし。


学祭でも一緒にやろうぜ。

ぜってぇ盛り上がる。

もうすぐ新しい曲も

できそうだし」




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