ラプソディ・イン・×××
「ありがとう」と、
もう一度感謝の意をこめて
スミレは言った。
「…そんな、
礼言われるようなこと
オレは何も…」
スミレは首を横に振った。
「ウォッカと出会えたから、
決心がついたんだよ」
「オレと…?」
うん。と言いながら
スミレはベンチから立ち上がり、
オレに振り返った。
「ずーっとウォッカに
嫉妬してたんだよね」
「嫉妬?」
正面に立つスミレを
オレは座ったまま見上げて
聞いた。
「うらやましかった。
ウォッカの才能。
横で聴いてて、
いつも天才っているんだなぁ…
って思いながら、
実はスッゴい悔しくて。
けど、
悔しいと思えるなら、
私もまだまだ
やれるじゃないかって。
私も負けずに
飛び出してみたいって。
そんな覚悟が芽生えてきたんだ」
「…ふぅん。そっか」
「それに、何があっても、
吹き続けるウォッカの姿にも
感銘を受けたの」
マジな顔で言うから、
オレは思わず目をそらした。
もう一度感謝の意をこめて
スミレは言った。
「…そんな、
礼言われるようなこと
オレは何も…」
スミレは首を横に振った。
「ウォッカと出会えたから、
決心がついたんだよ」
「オレと…?」
うん。と言いながら
スミレはベンチから立ち上がり、
オレに振り返った。
「ずーっとウォッカに
嫉妬してたんだよね」
「嫉妬?」
正面に立つスミレを
オレは座ったまま見上げて
聞いた。
「うらやましかった。
ウォッカの才能。
横で聴いてて、
いつも天才っているんだなぁ…
って思いながら、
実はスッゴい悔しくて。
けど、
悔しいと思えるなら、
私もまだまだ
やれるじゃないかって。
私も負けずに
飛び出してみたいって。
そんな覚悟が芽生えてきたんだ」
「…ふぅん。そっか」
「それに、何があっても、
吹き続けるウォッカの姿にも
感銘を受けたの」
マジな顔で言うから、
オレは思わず目をそらした。