ラプソディ・イン・×××
フリアはギュッと唇を閉じたまま、
オレをジッと見つめた。
それから、ゆっくり息を吐いて、
ボソボソと話しはじめた。
『…たまたま
ちょうど恋愛の話してて、
話がアタシの恋ばなになって、
流れで聞かれたんだ。
今、ウォッカとはどうなのか、って。
別れても仲良いみたいだから、
ヨリ戻さないのか、って。
〔ウォッカなら、
もう他の女と仲良くしてるよ〕
って言ったら、
〔誰?誰?〕って。
さすがに、
司書とはいえ立場が先生な人のこと
〔言えない〕って言ったら
食いついてきて。
〔誰にも言いませんから〕
って言うからつい…』
スミレの名前を言った。
『信用してる仲の良い女友達には
秘密の話もするでしょ?
そんな感覚。
誰にも言わないって言葉
疑わなかった。だからつい…。
なのに、まさか、
ミケが、バラすなんて…』
「ミケが?!」
耳を疑った。
『ミケが部内の仲間に話を広めて、
部内で噂が回ってるのを
顧問が聞きつけて、
それから担任と校長に…』
「そ…んな…」
嘘だろ?!
オレをジッと見つめた。
それから、ゆっくり息を吐いて、
ボソボソと話しはじめた。
『…たまたま
ちょうど恋愛の話してて、
話がアタシの恋ばなになって、
流れで聞かれたんだ。
今、ウォッカとはどうなのか、って。
別れても仲良いみたいだから、
ヨリ戻さないのか、って。
〔ウォッカなら、
もう他の女と仲良くしてるよ〕
って言ったら、
〔誰?誰?〕って。
さすがに、
司書とはいえ立場が先生な人のこと
〔言えない〕って言ったら
食いついてきて。
〔誰にも言いませんから〕
って言うからつい…』
スミレの名前を言った。
『信用してる仲の良い女友達には
秘密の話もするでしょ?
そんな感覚。
誰にも言わないって言葉
疑わなかった。だからつい…。
なのに、まさか、
ミケが、バラすなんて…』
「ミケが?!」
耳を疑った。
『ミケが部内の仲間に話を広めて、
部内で噂が回ってるのを
顧問が聞きつけて、
それから担任と校長に…』
「そ…んな…」
嘘だろ?!