ラプソディ・イン・×××
「はい。サラトガ・クーラー」



ラムはオレのコースターの上に

ロンググラスを乗せた。


ライムとジンジャーエールが

さっぱりしてて、

オレ的にかなり好きな

ノンアルカクテルだ。



そろそろ出番も近いから、

一気に飲み干してバーを出て

出演する会場へむかう。


オレが出演すんのは、

ホテル内の会場。


今回のイベントの中では

一番広い会場だった。


残念ながら、

メインは有名な海外アーティストで、

オレはその前座って感じなんだけど。



足早にむかう。

観たい出演者がいた。


ブルームーンだ。


同じ会場に出演する。

しかもオレの直前に。


動画で聴いて、

このフェスタに出るって知って、

楽しみにしてた。


舞台裏へ入る。


出番を待つプレイヤーたちが、

緊張してたり、笑ってたり。


知り合いのプレイヤーに

挨拶しながら見渡してたら、

目に入った。


< 28 / 242 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop