ラプソディ・イン・×××
ずっと聞きたいと思ってた。
ゆっくり聞く機会なくて
聞けないままでいたけど。
「テナーに転向したのは
大学入ってからよ」
「それまでは?」
「アルトサックス。
中学までは
本ばっか読んでるような子で、
音楽には無縁だった。
まぁ、今でも本は好きだけどね。
音楽やりはじめたのは、
高校入って吹奏楽部に入ってから」
「なんで高校で
いきなり吹奏楽部入ったの?」
オレの質問に、
スミレは少し黙って、
小さな声になった。
「…カッコイイ先輩がいたから」
「不純!」
ちょっと吹き出すオレ。
つられてスミレも笑った。
「スタート段階ではね」
「じゃあ、アルトより、
何でテナーのが良かったの?
転向した理由は?」
「特に理由はないわ。
ただ急にカッコイイって
気づいちゃったから」
「…気づいた?」
ゆっくり聞く機会なくて
聞けないままでいたけど。
「テナーに転向したのは
大学入ってからよ」
「それまでは?」
「アルトサックス。
中学までは
本ばっか読んでるような子で、
音楽には無縁だった。
まぁ、今でも本は好きだけどね。
音楽やりはじめたのは、
高校入って吹奏楽部に入ってから」
「なんで高校で
いきなり吹奏楽部入ったの?」
オレの質問に、
スミレは少し黙って、
小さな声になった。
「…カッコイイ先輩がいたから」
「不純!」
ちょっと吹き出すオレ。
つられてスミレも笑った。
「スタート段階ではね」
「じゃあ、アルトより、
何でテナーのが良かったの?
転向した理由は?」
「特に理由はないわ。
ただ急にカッコイイって
気づいちゃったから」
「…気づいた?」