幼なじみは、俺様KING!?【完】
頬を緩ませたままの王河は、あたしの頭の上にポンと大きな手を置いた。


「俺がしたいから、乃愛にキスする」


「……え?」


それから王河は、凛とした大きな二重の目を、まぶしそうに少し細め……。


「つか、わかれよな。
乃愛の初めてが全部欲しいって言った、俺の気持ち」


あたしの瞳をのぞきこんでから……。


王河は……優しい優しい……キスをした。
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