幼なじみは、俺様KING!?【完】
そこで王河は言葉をとめ、あたしの瞳をのぞきこんで、クスッと笑った。


「乃愛は。
俺の心配よりも、外泊する言い訳でも考えてろ」


「……あ」


「オバサンに、すっげぇ怒られるかもな?
外泊なんて」


ニヤリと笑い、そんな意地悪なことを口にして、王河はあたしの手を引っ張った。


「でも、だからといって。
外泊を、やめてなんか、やらねぇけどな」


「えぇっ!?」
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