幼なじみは、俺様KING!?【完】
王河は、あたしの手首を掴んで、顔から離し、ジッとあたしの瞳を見つめた。


「バーカ。
そんなに赤くならなくても、乃愛のご期待通り……。
ちゃんと、狼に変身してやるよ?」


そんなセリフを……ニヤリと口元を歪ませて、意地悪そうに言う王河。


「バカ、バカ、バカ!!
王河のバカ!!
こんなときに……。
意地悪しないで……」
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