幼なじみは、俺様KING!?【完】



「王河ぁ……」


「……ん?」


ホテルを出て、たくさんの報道陣に囲まれた翌日。


こそこそこそっと、駅前の売店で新聞を購入したあたし。


それを、王河の部屋で、さしだすと……。


「……ったく、乃愛は、心配症だな。
誰も俺達の悪口を言ってなかっただろ。
んなもん、堂々としてりゃいいんだよ」


呆れたように言った後、王河は新聞に目を通し、ニヤリと生意気な笑みを浮かべた。
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