幼なじみは、俺様KING!?【完】
「へぇ、別荘ねぇ。
いいじゃん」


いつの間にあたしの後ろにきていたのか、夏帆があたしから紙を取り上げた。


「なに、これ。
お手製?
遠足のしおりみたい。
ご丁寧なことで。
乃愛への愛を感じるわぁ」


くすくす笑いながら目を通し、夏帆はそれを、あたしの頭の上でひらひら揺らした。


「あんたには。
こーいったマメ男くんがお似合いかもよ?」


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