幼なじみは、俺様KING!?【完】
ゴクリと生つばを飲み込むあたしの前、王河は教室のドアに寄りかかり、こう言った。


「山田ってどいつ?」


もちろん、王河の前には誰もいない。


王河が通るところの前には、必ず道ができるっていうのが、小さい頃からの王河の常識。


まぁね。


これだけレベルが違うと、道も開けたくなるよねぇ。


でもこれが、王河を俺様にした原因!?


そんなことをぼんやり考えるあたしの耳に、声が聞こえた。
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