幼なじみは、俺様KING!?【完】
それなのに……。


「ダーメ。
乃愛ちゃん。
ちゃんと、俺の目ェ見て」


王河はあたしの手首を掴んで、頬からあたしの手を引き離した。


「うぅ……」


だから、目の前には、超整った王河のアップ。


凛とした二重の大きな目に宿るのは、甘さとほんの少しの意地悪さ。

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