夢中パラダイス!?
!?!?!
「なにぃぃぃ!?」
「あははははっ、姫乃っ」
は、箱が!
う、動いた!
確かに今、ガサガサと、箱が、動いた!!
「薫ぅ!どういうことだ!なんなのだ!これは一体!」
「姫乃」
「なんだ!」
「とにかく開けてやれ。かわいそうだから」
「中に何が入ってるのか、教えろ!」
「わかった。じゃぁ、怖がらなくてもいいものが入ってる。姫乃が大好きなやつ。」
「わ、私が好きなもので動くものなどっ・・・・・・え?」
ま、まさか、アレなのか?
いや、まさか、アレをこの中に入れる、いや、入るではないか?
そっと箱に手をかけ、ゆっくりとひもをほどく。
そして、ふたを開け、る。
パチッ―――
ばっちり、目が合ってしまった。
私はすでに虜になった。この生き物に。
「っ、かわいい!」
「だろ?」
「なぜ、こんなところにいるのだ~!」
すでに私の顔は嬉しさのあまり、口角が上がったままだった。
「白シバっ!」