魔法
「志摩ちゃん?どうした?そんなに濡れて…。」

今 一番会いたくて 会いたくない人が立っていた。

スタイリストの怜央さん…私は駆けだしの怜央さんのアシスタント…。

「話でもあったのか?風邪ひくぞ。」

そう言うと怜央さんは 私の手に触れる。

「あ…。」怜央さんの指……細くて長くてしなやかで…
私を魔法の世界へと引きずり込む……。
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