魔法
言われるがままに熱いシャワーを浴びる私。

キレイにお化粧してきたのに……

「すみません…。ご迷惑かけちゃって。」
怜央さんのバスローブを素肌に身につけて怜央さんの前に立った。

怜央さんが近づいて私を意地悪っぽく覗きこむ。

「メイクしてたんだ…。まだ汚れてるぞ。ほら座って……。」

怜央さんの指が 私の目尻に触れる。

ドキンドキン 心臓が壊れそう・・・・。
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