蒼い海





「うん。オーラって言うか纏う空気?」




俺の呟きに応えた友佳先輩は、リボンを譲ろうと思った真意を話し出す。





「最初愛海を見た時、周りの空気が変わったのが分かったの。」




その時を思い出したのか、苦笑う。




「圧倒されたって言うのかな?
一目見て“あぁ、この子が空さんの妹だ”って思った。」



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