蒼い海
「…もう一つ。」
友佳先輩の問いに応えた愛海が再び身に纏う空気を変えた。
「私が学校のアタマになったら、中には調子にノッた一年も出てくるでしょう…」
淡々と言葉を紡ぐ愛海。
「先輩方の目に余る様でしたら注意されるのは…しょうがない事だとは思います。」
「…でも、」
聞く者全てを圧倒する様な、
「理不尽な事で呼び出したり、暴力を振るう事があれば」
「私は黙ってませんので」
全てを凍り付かせる様な声で告げた。