蒼い海





『…ねぇ、里奈ちゃん…』




仲良しだった子達と集まりながらも、やはり目線は門前に向かっていた沙希は、里奈にさっき気付いた事を話す。





「…うん、私もそう思った。」












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通り過ぎるまでは緊張と恐怖とでいっぱいだった。





でも通り過ぎた後、横目でちらりと先輩達の様子を窺った時――――――――――――――――――





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