蒼い海



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夕焼け色に染まる空を見つめ、トリップしていた友佳と雅志。



そんな二人に気付いた空が近寄り、声をかける。





「?おーい、どしたんだ?」


空の声に我に返る二人。



「わわっ、空さん。すいませんっ!」


雅志が慌てて謝るのに続き、友佳も頭を下げる。



『寒いのに、お待たせして…本当すいません!』





謝り倒すアタシ達に


「そんな待ってねぇから気にすんな!」


と空さんは優しく笑ってくれた。



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