蒼い海





「ぜ、ぜぜん大丈夫っス!」

狼狽える雅志。



『そ、そうですよ!空さんの妹ってバレたら色々大変だし…』

テンパるアタシ。



「だよな〜、それに、えと何だっけ?敵を欺くなら…みたいな諺があった様な」


必死に言葉を紡ぎ続けるアタシ達二人に、空さんは口元を緩めていた。






「ありがとな。」



ようやく落ち着いたアタシ達に笑ってそう言った空さん。



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