蒼い海





周りのヤツらも言葉を発する事なく、段々と近づく彼女に目を奪われているようだった。






そんな視線に彼女の隣にいた男が気付いたのか、俺達の方を見上げて軽く頭を下げる。




(男の存在に気付かない位、俺は彼女に見惚れていたのか…)



男の会釈に我に返った俺。




だが、またすぐ彼女に視線が釘付けになった。





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