スコープ
「…………美春お嬢様は…………」

浦西はためらっている

「………そこまで言って…ためらうことはないわ…言いなさい」


浦西は手をとったまま美春を見つめた

「お嬢様、とりあえず今日は私の家に泊まりませんか?まだしばらく家出中でしょう?」


「話が気になるんだけど……」


「ここでは人が多いです。ひとまず私の家に。」


「…………わかったわ………」


美春はしぶしぶ承知した
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